机の上で葬儀と納骨の希望を書き残し支援者に説明する70代の高齢女性と相談者の様子の画像

自分が亡くなった後、「誰が葬儀社へ連絡するのだろう」「火葬が終わった後の遺骨は誰が受け取るのだろう」と気になる人も多いです。

子どもがいない場合だけでなく、親族と長く連絡を取っていなかったり、兄弟姉妹も高齢になっていたりすると、実際に頼める人がすぐに思い浮かばないこともあります。

身寄りのない高齢者の葬儀について考える時は、葬儀だけを決めるのではなく、火葬後の遺骨を誰が受け取り、どこへ納骨するのかまで分けて確認することが大事です。

元気なうちに、現時点での希望と依頼先を確認しておけば、葬儀や納骨について誰と何を話せばいいのか決めやすくなります。

この記事では、身寄りがない場合に葬儀から納骨まで誰が対応するのかについて、生前に何を決めておけばいいのかを、葬儀、火葬後の遺骨、納骨に分けてお伝えします。

葬儀の手配・葬儀社への連絡、火葬後の遺骨の受け取りや納骨の手続きなども解説していきますので早速始めていきましょう。

身寄りのない高齢者でも葬儀や納骨は生前に準備できる

支援員と自宅で葬儀や納骨の希望を話し合いメモする70代女性の様子を示す画像
【身寄りのない高齢者の葬儀について、本人が支援者と一緒に希望や依頼先を書き分け、誰に頼めるかを確認しておくべきことを示しています。】

身寄りがなくても、葬儀や納骨について生前に決めておくことはできます。

本人が元気なうちなら、自分がどのように見送られたいのか、誰へ葬儀を頼みたいのか、火葬後の遺骨をどうしてほしいのかを伝えておけます。

親族がいる場合でも、疎遠だったり遠方に住んでいたり、兄弟姉妹も高齢だったりすると、実際には頼みにくいため、親族がいるかどうかだけで判断せず、葬儀から納骨まで実際に動ける人がいるのかまで見ておく必要があります。

頼れる親族がいない時は誰に頼むのかを先に決める

子どもがいない、配偶者が亡くなっている、兄弟姉妹も高齢になっている場合は、葬儀を誰へ頼めばいいのかで最初に困りやすくなります。

本人が「大がかりな葬儀は希望しない」「静かに送ってほしい」と考えていても、実際に葬儀社へ連絡する人が決まっていなければ、その希望を伝える人がいません。

親族へ頼むのが難しい時は、本人が普段から関わっている支援者や、葬儀や納骨について相談できる支援先へ本人の希望を話しておくと安心です。

そのうえで、葬儀社への連絡、火葬、遺骨の受け取り、納骨のどこまで頼めるのかを確認しておきます。

親族がいても実際に頼めるのか確認しておく

親族がいる場合でも、その人へ葬儀や納骨を頼めない時があります。

何年も連絡を取っていない親族へ、亡くなった後に突然葬儀や火葬の対応をお願いするのは難しく、遠方に住んでいる場合は連絡が取れてもすぐに現地へ来られません。

近くにいる親族でも高齢で負担になることがあるため、「実際にお願いできるのか」「本人の希望を知っているのか」まで話しておくと、亡くなった後に一から確認する手間が減ります。

身寄りのない高齢者の葬儀支援で確認しておきたいこと

葬儀社への連絡や費用、支援範囲を支援員と一緒にチェックする70代男性の相談シーンの画像
【葬儀支援で確認するべき「誰が連絡するか」「費用」「支援範囲」を支援員と具体的にチェックし、依頼する範囲を明確にする重要性を示しています。】

身寄りのない高齢者の葬儀支援を考える時は、葬儀をしてもらえるかだけでなく、本人の希望、葬儀社への連絡、費用、どこまで支援してもらえるかを確認しておく必要があります。

亡くなった後に周囲が一から葬儀の内容を考えるのではなく、生前に本人が決められる内容だけでも伝えておけば、本人が何を望んでいたのか周囲も分かりやすくなります。

特に、誰が葬儀社へ連絡するのかと、葬儀から納骨のどこまで支援を頼むのかは別で考えて決めておきたいところです。

どんな葬儀を希望するのか生前に伝えておく

「親しい人だけで見送ってほしい」「大がかりなお葬式は希望していない」など、葬儀について希望が決まっている人もいます。

ただ、その希望が本人の頭の中にあるだけでは、亡くなった後に親族や支援者が確認できません。

葬儀の内容を細かく決める必要はなくても、自分が大事にしたいことは誰かに伝えておくことはできます。

また、葬儀を依頼する人と本人の希望を聞いている人が別になる場合は、誰が本人の希望を知っているのかも伝えておくと、葬儀を依頼する人にも内容が伝わりやすくなります。

葬儀社への連絡や費用を誰が代わりに手配するのか決める

死亡の連絡が入った後は、葬儀社へ連絡し、葬儀や火葬について話を進める人が必要です。

事前に葬儀社を決めている場合でも、誰がその葬儀社へ連絡するのかが決まっていなければ、周囲は連絡先を探すところから始めます。

また費用については、細かな相場を比べるより、希望する葬儀でどのくらい必要になるのかを生前に伝えておく方が準備しやすいです。

葬儀社の名前や連絡先、希望している内容、確認した費用は、依頼する人にも分かる形で残しておくことが大事です。

葬儀支援を頼む時は対応範囲を確認する

葬儀について支援を依頼する時は、「亡くなった後は全部お願いできる」と考えず、どこまで対応してもらえるのかを聞いておきます。

葬儀社への連絡だけなのか、火葬や遺骨の受け取り、納骨まで含まれるのかによって、依頼できる内容が違います。

サービス名だけで判断せず、葬儀後に誰が遺骨を受け取り、その後どこまで関わってもらえるのかも具体的に聞いておきましょう。

身寄りのない高齢者は火葬後の遺骨まで考えておく

小さな納骨容器の箱を前に遺骨の受け取りや保管の方法を相談する70代女性と支援者の画像
【火葬後に遺骨を誰が受け取るか、保管や納骨までの扱いを支援者と確認しておく必要があることを具体的に示しています。】

葬儀について準備していても、火葬後の遺骨を誰が受け取るのかまでは決めていない人もいます。

特に一人暮らしで頼れる親族がいない場合は、葬儀社にお願いしていても、遺骨の受け取りや納骨まで対応してもらえるのかは別で聞いておきたいところです。

葬儀の後は火葬、遺骨の受け取り、納骨へと進むため、それぞれ誰が担当するのかを決めておくと、抜けている部分にも気づきやすくなります。

火葬後の遺骨を誰が受け取るのか確認する

火葬が終わった後に、誰が遺骨を受け取るのかも決めておきたいところです。

葬儀を頼む人が決まっていても、遺骨の扱いまでは決めてなかったという方も居ますので、納骨までの間に誰が遺骨を預かるのかも決めておきたいところです。

本人や依頼する人が支援先へ、遺骨の受け取り、その後の保管、納骨まで対応してもらえるのかを確認しておきます。

お墓があっても納骨する人がいるのか確認する

先祖代々のお墓があると、「納骨先は決まっているから大丈夫」と考えやすくなります。

ただ、実際には遺骨をお墓まで持って行き、寺院や霊園へ連絡し、納骨の手続きをする人が必要です。

遠方にお墓がある場合は、遺骨を持って移動する人についても考えておかなければなりません。

お墓があっても、納骨まで対応する人が決まっているかは別で考えておきたいところです。

身寄りのない高齢者の納骨支援で決めておきたいこと

墓所の地図の簡略図を見ながら納骨の連絡や運搬の担当を決める70代男性と支援者の画像
【納骨先がある場合でも、誰が寺院や霊園へ連絡し、遺骨を運ぶのかまで決めておく必要があることを示しています。】

身寄りのない高齢者の納骨支援では、納骨する場所だけではないです。

遺骨を誰が受け取り、誰が納骨先へ連絡し、誰が最後まで対応するのかまで決めておく必要があります。

お墓がない人だけでなく、お墓はあるものの納骨をお願いできる親族がいない場合もあります。

そのため誰が連絡するのか、誰が遺骨を運ぶのか、誰が納骨手続きを行うのかといった役割を決めておくと、あとから一つずつ相談先を探す手間が減ります。

納骨先が決まっている場合は実際に納骨できるのか確認する

寺院や霊園など希望する納骨先が決まっている場合は、その場所の名前を残すだけで終わらせないようにしましょう。

誰が納骨先へ連絡し、遺骨を持って行き、必要な手続きをするのかまで決めておくと、亡くなった後に依頼された人が動きやすくなります。

特に連絡先や納骨の扱いを長く確認していない場合は、本人が寺院や霊園へ問い合わせておきます。

納骨先がない場合は本人の希望から考える

現在お墓を持っていない場合でも、納骨先を今すぐ決める必要はありません。

まずは、自分の遺骨をどのようにしてほしいのか、希望を決めておくところから始めます。

たとえば、寺院や霊園への納骨、永代供養といった方法があります。

供養方法を細かく比較するより、自分がどのようにしてほしいのかをある程度決めてから相談先を探した方が、聞きたいことを伝えやすくなります。

納骨まで支援を頼む時は契約内容を確認する

葬儀をお願いしている支援先でも、納骨までは対応していない場合があります。

葬儀後に遺骨を受け取る人、納骨まで預かる人、納骨先へ連絡する人、実際に納骨する人を順番に確認しておくことが大事です。

支援を依頼する際は「納骨にも対応している」という説明だけで判断せず、どの段階からどこまで対応するのか、具体的に聞きましょう。

また、自治体や相談先によって案内できる支援内容が違うため、葬儀や納骨のどこまで相談できるのかも聞いておいた方が安心です。

葬儀や納骨と死後事務は分けて考える

葬儀に関する紙と死後手続きの紙を二つに分けて付箋で整理する70代女性の画像
【葬儀や納骨と、それ以外の死後事務は別に整理して確認することが大切である点を、本人が付箋で分類している様子から伝えます。】

葬儀、火葬、納骨と、亡くなった後に行う手続きは分けて考えます。

葬儀を頼める人が決まっても、住まいや契約など亡くなった後に確認する手続きは残ります。

葬儀を頼んでも死亡後の手続きが全部終わるわけではない

葬儀や納骨以外にも、死亡後に確認する事務があります。

必要になる手続きは本人の生活状況によって変わるため、葬儀だけを決めて準備がすべて終わったとは考えないようにしておくことが大事です。

ただ、この記事で死後の手続きまで詳しく扱うと、葬儀や納骨について確認したい内容が分かりにくくなります。

まず葬儀と納骨について決めてから、亡くなった後の手続きは別に確認します。

亡くなった後の手続き全体は別に確認する

葬儀や納骨について決めた後は、次に「亡くなった後はほかに何をしてもらう必要があるのか」も確認しておきます。

その場合は、身寄りのない高齢者の死後事務についてもあわせて確認しておくと、葬儀や納骨とは別に考えておきたい内容が分かります。

葬儀と死後事務を分けて確認しておけば、支援をお願いする相手へ、葬儀を頼むのか、亡くなった後の手続きまで頼むのかを伝えやすくなります。

葬儀から納骨まで誰が対応するのか生前に確認しておく

誰が葬儀と納骨を担当するかを付箋で振り分けて確認する70代女性と支援員の画像
【葬儀を頼む人と納骨まで対応する人が同じか別かを生前に確認し、決まっていることと未定のことを仕分けておく必要性を示しています。】

身寄りのない高齢者が葬儀について考える時も、一度に全部を決める必要はありません。

まずは、葬儀を誰へ頼みたいのか、本人の希望を誰へ伝えているのかを確認しましょう。

次に、火葬後の遺骨を誰が受け取り、どこへ納骨し、実際に誰がそこまで対応するのかを決めておくことが大事です。

すでに決まっていることと、まだ決まっていないことを分けておけば、家族や親族、支援者へ相談したい内容もはっきりしてきます。

葬儀や納骨だけでなく、入院や施設入所など身寄りがない時の支援全体を確認したい場合は、身寄りのない高齢者の支援制度もあわせて確認できます。

契約先を急いで決めるより、まず自分の希望と、実際に頼める人や支援先を先に確認しておきます。

身寄りのない高齢者が葬儀を考える時に使える「葬儀・納骨の希望確認シート」をプレゼント

葬儀・納骨の希望確認シートに実際に記入し支援者と確認する70代男性の画像
【葬儀・納骨の希望確認シートを使い、今決まっていることと確認したいことを書き分け、家族や支援者と話す準備をする重要性を示しています。】

葬儀について考え始めると、「誰へお願いするのか」「火葬の後に遺骨をどうするのか」まで一度に決めようとして迷うことがあります。

そこで今回、自分の葬儀や納骨について、今決まっていることと、これから確認したいことを書きながら確かめられる「葬儀・納骨の希望確認シート」を用意しました。

葬儀の希望は決めているけれど遺骨を受け取る人が決まっていない場合や、納骨先はあるけれど実際に誰が納骨するのか分からない場合にも使える内容です。

自分では決めたつもりになっていた部分と、家族や親族、支援者へ確認しておきたい部分を分けられるため、これから何を話せばいいのか考える時にも役立ちます。

また、葬儀をお願いする人と納骨まで対応する人が同じなのか、別に確認が必要なのかを考えるきっかけにもなるでしょう。

以下のメール登録フォームから申請すると、いきいきつながる会の公式LINEが届きます。

届いた公式LINEの中のリンクから、

葬儀・納骨の希望確認シート

とLINEメッセージを送信なさって下さい。

メッセージを確認後、今回のプレゼントをお送りしますので、自分の葬儀や納骨についてまだ決まっていないことを確認する時や、家族や支援者と話す時にご活用ください。

身寄りのない高齢者の葬儀は誰が行う?納骨までに生前に確認したい支援と準備の案内ページへ進むCTAボタン画像