70代の高齢者が台所のテーブルで「自分で続けたいこと」と「頼みたいこと」を付箋やメモで分けて整理している様子の画像

身寄りがなく一人暮らしをしていても、食事や買い物、掃除などを自分でできている間は、今の生活を続けたいと考える方もいます。

例えば「重い物の買い物だけ少し負担になってきた」「病院へ一人で行くのが不安になってきた」「急に体調が悪くなった時に連絡する相手がいない」などです。

身寄りのない高齢者が一人暮らしの支援を考える時は、今できていることと、一人では負担になっていることを別で考えるところから始めると、何を頼みたいのかが分かりやすくなります。

介護施設への入居や身元保証をすぐ考える段階ではなくても、買い物、通院、家事、安否確認などは、自宅での生活を続けるために頼める支援の例です。

身寄りのない高齢者が今の暮らしを続けるために、どの部分から支援を考えればいいのか、日常生活の場面ごとに確認します。

身寄りのない高齢者が一人暮らしで困りやすいこと

70代男性の身寄りのない高齢者が自宅のテーブルで役所からの封筒を開け、小さな文字の書類を老眼鏡越しに読みながらメモを取っている画像
【身寄りのない高齢者は役所の書類や通院の前後準備で負担になりやすいことを確認し、問い合わせ先や日程をメモしておく必要があります。】

身寄りのない高齢者は、普段の生活ができている時にも困る場面があります。

普段は自分で生活できていても、いつもとは違う出来事への対応は一人だと大きな負担です。

例えば、体調が悪い日や通院する日、役所から書類が届いた時に負担が出やすくなります。

今できていることを続けながら、一人では負担になっている部分だけ支援を利用して大丈夫です。

「まだ元気だから何も頼まなくていい」と考えるより、一つずつ考えると必要な支援が見えやすくなります。

具体的には、買い物、通院、手続き、緊急時の連絡などです。

まずは、一人暮らしの中で負担が出やすい場面を確認します。

普段は自分でできても困る時がある

料理や掃除、洗濯などを普段は自分でできていても、体調によって動きにくい日はあります。

風邪をひいた日や腰が痛い日には、いつも行っているスーパーまで歩くだけでも負担になりやすいです。

水やお米など重い物を買う時だけ、手伝ってほしいと感じる人もいます。

電球の交換や高い場所の掃除などは、年齢とともに負担が増えやすい作業です。

このような時は、まず負担になっている作業を確認しておきましょう。

自分でできる家事は続けながら、難しくなった作業や時間がかかる作業だけ生活支援を利用します。

身寄りがなくても、体調や生活に合わせて頼む範囲を決めておきましょう。

通院や手続きは一人だと負担になりやすい

病院まで一人で行けても、通院の日は移動以外にも多くの対応が必要です。

受付をして診察を待ち、医療の説明を聞き、薬を受け取り、自宅まで帰るところまで含めると長い時間がかかります。

体調が悪い日にこれらをすべて一人で行うのは、普段元気な方でも大きな負担です。

自治体や福祉に関する書類が届いた時も、「何を書けばいいのか」「どこへ提出するのか」で困る時があります。

電話で確認すれば分かる内容でも、問い合わせ先を探したり、説明された内容を書き留めたりする作業は負担になりやすいです。

通院や手続きそのものだけでなく、前後の準備まで本人だけで対応できるか、支援を頼む必要があるかも考えておきましょう。

急な体調変化は普段の生活とは別で考える

普段の食事や買い物を自分でできていても、急な体調変化への備えは普段の生活とは別に決めておきましょう。

夜に急に具合が悪くなった時や、転んで動きにくくなった時は、普段できていることが急に難しくなる場面です。

その時に誰へ電話するのか、連絡が取れなかった時はどうするのかを決めていないと、その場で考えることが増えてしまいます。

まずは急な時の連絡方法を本人や家族であらかじめ決めておくと、緊急時にも迷いにくいです。

身寄りのない高齢者の生活支援で頼めること

70代女性の高齢者が自宅の玄関先で、支援者が持ってきた重い食料品袋を受け取りながら買い物のリストを指差して確認している画像
【身寄りのない高齢者が買い物や家事の一部だけを頼めることを踏まえ、重い荷物の受け取りや内容の確認を支援者と一緒に行います。】

身寄りのない高齢者の生活支援は、自分一人では負担になった部分を支えてもらうための支援です。

買い物、家事、通院、外出、手続きなど、自分一人では負担になってきた部分だけ選んで頼めます。

生活支援を選ぶ時は、「今どの作業が負担になっているか」を先に考えると、必要な支援を絞りやすいです。

地域や民間の生活支援には、介護が必要になる前から利用できる支援があります。

日常生活で頼める主な支援は次の通りです。

買い物や家事を手伝ってもらう

買い物や掃除は、一人暮らしを続けるうえで何度も必要になります。

スーパーまでは歩けても、帰りに重い荷物を持つと負担が大きくなります。

掃除も、床はできても浴室や高い場所は負担の大きい作業です。

このような時は、自分が負担に感じている家事だけを選んで手伝ってもらえます。

費用や利用できる時間、対応できる内容は支援を行う団体や事業者によって違うため、申し込む前に各団体へ確認しておきましょう。

無料かどうかに加えて、自分が頼みたい内容に対応しているかも確認すると選びやすくなります。

通院や外出の付き添いを頼む

一人で外出できる方でも、通院の日は付き添いがあると安心です。

病院までの移動、受付、待ち時間、会計、薬の受け取りまで続くと、帰宅する頃には疲れがたまりやすいです。

特に体調に不安がある日は、行き帰りに誰かが一緒だと安心です。

そのため、買い物や散歩など普段の外出は一人で続け、通院の日だけ付き添いを頼めます。

通院や外出の付き添いでは、病院までの移動や受付などを支えてもらえます。

書類や日常的な手続きを手伝ってもらう

一人暮らしをしていると、自治体から届く書類や生活に関する手続きも自分で確認する必要があります。

書類の文字が小さくて読みづらい時や、記入する項目が多い時は、それだけでも大きな負担です。

また、電話で問い合わせる時に、何を聞けばいいのか分からなくなる人もいます。

書類を一緒に確認してもらう、提出先を確認してもらうなどは、手続きを進めるための支援です。

お金の管理や契約を本人に代わって行う内容になると、日常の手伝いとは別に、お金の管理や契約を支える制度を確認します。

身寄りのない高齢者の見守りは何を確認するのか

70代の高齢者と支援スタッフが机で連絡先と対応の順序を書き込む用紙を見ながら話し合っている画像
【見守りでは連絡方法と、連絡が取れない時の対応先をあらかじめ決めることが重要であるため、本人と支援者が具体的な連絡手順を確認します。】

身寄りのない高齢者の見守りでは、電話や定期訪問なども選択肢です。

電話での連絡や定期的に訪問してもらえたり、生活や健康状態に合わせて見守り方法を選べます。

見守りを始める時は、まず連絡方法を決めておきましょう。

連絡が取れなかった時に誰がどう対応するかも、あらかじめ決めておくと迷いにくいです。

安否確認では、本人が負担に感じないかを確認しながら、回数や連絡方法を決めます。

見守りでは、電話や訪問に加えて、連絡が取れない時の対応も決めておきましょう。

電話で定期的に安否を確認する

電話での安否確認は、普段の生活を大きく変えずに始めやすい見守り方法の一つです。

「今日は体調に変わりがないか」「食事は取れているか」などを話すことで、本人の様子を確認できます。

毎日連絡してほしい方もいれば、週に数回程度で十分な方もいるため、回数は人それぞれです。

回数は、健康状態や普段の外出状況などに合わせて決めます。

電話をする時間帯は、本人の生活の負担にならない時間を選ぶと続けやすいです。

訪問で生活の変化を確認する

電話では元気そうに話していても、自宅を訪問すると生活の変化に気づきやすいです。

いつもより部屋が片付いていない、食事が十分に取れていない、歩く様子が変わっているといったことは、実際に会うことで分かります。

毎日の訪問でなくても、定期的に顔を合わせる機会があると生活の変化に気づきやすいです。

地域の活動や福祉サービスなどで訪問が行われている場合もあるため、自治体の窓口の担当者や地域の福祉活動の担当者に問い合わせて、利用できる内容を確認してみましょう。

連絡が取れない時の対応先を決めておく

見守りでは、電話をかけることに加えて、連絡が取れない時の動きまで決めておきます。

家族や支援を担当する人と話し合い、何回連絡するか、その後誰が自宅の様子を確認するかを決めておきましょう。

「連絡がつかなかったらどうするか」まで決めておくことで、安否確認が実際の対応につながりやすくなります。

身寄りがない方の場合は、親族以外に連絡できる知人がいるか、普段利用している支援先があるかを確認しておくべきです。

一人暮らしの高齢者支援は全部を頼まなくてもいい

70代後半の高齢女性が台所で自分で料理を続ける一方、支援者が重い買い物袋をそっとカウンターに置く様子の画像
【自立した暮らしを残しつつ、重い買い物など特定の負担だけ頼めることを示し、本人の希望を尊重して支援を組み合わせます。】

一人暮らしの高齢者支援を考える時は、自分でできることを続けながら、負担になった部分だけ頼めます。

料理を続けたい、近所への買い物は自分で行きたい、散歩は一人で楽しみたいなど、今まで通り続けたい生活は人それぞれです。

自立した暮らしを続けながら、負担になった部分だけ人の手を借りられます。

今できていること、負担になったこと、今後変わる可能性があることを別で考えると、頼む範囲が分かりやすいです。

自分でできることは今まで通り続ける

生活支援を利用しても、自分でしていたことはそのまま続けられます。

自分で料理をすることが楽しみなら続け、重い買い物だけ誰かに頼んでも大丈夫です。

近所への外出は一人でできても、遠い病院へ行く日だけ付き添いをお願いすることもできます。

本人が続けたい生活を残すと、自分らしい暮らしを保ちやすいです。

「できるか、できないか」の二つだけで決めず、「できるけれど少し負担になっている」という段階も考えておくと、支援を選びやすくなります。

負担になったことだけ人に頼む

一人暮らしでは、家事によって負担の大きさはさまざまです。

洗濯はできても掃除が大変、料理はできても買い物が難しいというように、困りごとは人によって変わります。

そのため、「生活支援が必要か」と大きく考えるより、「何を頼みたいか」を具体的に考える方が分かりやすいです。

買い物だけ、通院だけ、電話での安否確認だけを頼めます。

利用前には、対応範囲や費用を確認しておきましょう。

体調や生活が変われば支援も見直す

支援内容は、生活や体調の変化に合わせて見直せます。

今は買い物だけ頼んでいても、半年後には通院の付き添いが必要になることもあるため、支援内容の見直しが必要です。

反対に、体調が良くなれば、自分でできることが増えます。

認知症などで判断することが難しくなった時には、生活支援以外の制度が必要です。

生活や健康状態が変わった時は、今の支援で足りているかを考え直します。

身寄りのない高齢者の日常生活で先に決めたいこと

70代の高齢者と50代の息子が居間のテーブルで一緒に『続けたいこと』のメモを書き出している画像
【まず本人が続けたい日課や大切にしていることを決め、そのうえで頼むことを考える重要性を示すため、家族と一緒に優先事項を書き出します。】

身寄りのない高齢者の日常生活で支援を考える時は、サービス名や制度名を探す前に、今の生活で困っていることを確認します。

まず、自分が続けたいことから考えてみましょう。

次に、今少し困っていることや急な時に不安なことを確認しておくと、必要な支援を考えやすいです。

支援先を探す前に「自分で続けたいこと」と「人に頼みたいこと」を決めておくと、相談する内容が具体的になります。

ひとり暮らしを長く続けていると、普段のことは自分で対応するのが当たり前になりやすいです。

おひとりさまとして老後の暮らしを考える時も、生活のすべてを一度に決めず、今必要なことから順番に決められます。

一人で続けたいことを決める

まずは、今の生活で自分が続けたいことから考えてみましょう。

毎朝自分で食事を作る、近所の店へ買い物に行く、友人に会いに行くなど、本人が大切にしている日課があります。

支援を増やすことだけを考えると、こうした本人の希望が後回しになりやすいです。

自分が何を続けたいのかを先に決めておけば、それ以外の部分で人に頼めることを考えやすくなります。

誰かに頼みたいことを書き出す

頭の中だけで考えていると、「まだ大丈夫」「もう少し自分でやろう」と判断しやすいです。

そこで、今少し負担になっていることを書き出してみましょう。

重い物の買い物、病院への付き添い、書類の確認、定期的な電話など、実際の生活動作で書くと困りごとが具体的になります。

「支援が必要」とだけ書くより、何に困っているかまで書く方が、相談する時にも伝えやすいです。

一部だけでも人に頼めると、今まで続けてきた自宅での生活を保ちやすくなります。

急な時に連絡する相手を決める

普段は一人で生活できていても、急に体調が悪くなった時には普段と同じように動けなくなります。

そのため、「困った時に誰に電話するか」を元気なうちに決めておくことが必要です。

親族がいない場合は、普段利用している支援先があるか、連絡できる知人がいるかを確認します。

緊急時に連絡できる相手がいない場合は、そのことを相談窓口の担当者に伝え、緊急時の連絡方法を決めておきましょう。

連絡先の名前に加えて、どのような時に連絡するのかまで決めておくと、実際に困った時にも使いやすいです。

一人暮らしの支援だけでは対応できない時もある

70代の高齢者が病院の受付で担当者から入院手続きや緊急連絡先の確認について説明を受け、書類を差し出している画像
【入院や施設入所が必要な場面では日常支援とは別の確認や手続きが生じるため、病院で入院に関する説明を受けます。】

買い物や通院、見守りなどの日常的な生活支援だけでは対応しにくい状況もあります。

入院する時や施設への入所を考える時は、日常支援とは別の対応が必要です。

また、お金の管理や契約について自分だけで判断することが難しくなった時は、別の支援も必要になります。

日常生活を手伝ってもらう支援と、入院や施設入居などで必要になる支援は別で考えておきましょう。

日常支援だけでは対応しにくいのは、入院や施設入所の手続きが必要な時や、お金の管理が難しくなった時です。

入院になった時は別の支援を確認する

体調を崩して入院することになった場合は、普段の買い物や家事とは違う対応が必要です。

病院では、緊急連絡先を確認されたり、入院に必要な手続きについて説明を受けたりします。

その時、身寄りがない方は、連絡できる家族や身元保証を頼める人がいないことで、手続きに困りやすいです。

このような時は、病院の担当者や自治体の窓口の担当者に、入院時に利用できる支援を確認してみましょう。

一人暮らしが難しくなれば施設入所を確認する

自宅での一人暮らしを続けたいと思っていても、体調や介護の状況によって生活が難しくなる時があります。

毎日の食事や移動に継続して手助けが必要になった時や、自宅で一人になる時間に強い不安を感じるようになった時は、住まいについて考える時期です。

介護施設や有料老人ホームなどへの入居、入所では、利用条件や費用を確認します。

この段階では、今の生活支援を増やして自宅で暮らすのか、別の住まいを考えるのかを、本人や家族、支援者で話し合います。

施設入所は、一人暮らしを続けるのが難しくなった時に考える選択肢の一つです。

お金の管理や判断が難しくなった時

買い物を手伝ってもらうことと、本人に代わってお金を管理したり契約したりすることでは、支援の内容が違います。

自分で書類の内容を判断することが難しくなった時や、お金の管理を続けることに不安が出てきた時は、別の制度が必要です。

お金の管理や契約の判断が難しくなった時に確認する制度には、日常生活自立支援事業や成年後見制度などがあり、利用できる対象や支援内容はそれぞれ違います。

生活支援だけで対応しにくくなった時は、別の制度も確認しておきましょう。

相続や死後の手続き、終活についても、一人暮らしの日常支援とは別の内容です。

身寄りがなく一人暮らしをしている時は生活の困りごとから相談する

70代女性の高齢者が地域の相談窓口で担当者に向かって具体的な困りごとをメモ付きで伝えている画像
【相談の際には『何に困っているか』を具体的に伝えることが重要であるため、本人が通院の付き添いや買い物など具体的な生活場面を伝えます。】

身寄りがなく一人暮らしをしていて支援について相談する時は、「身寄りがありません」と伝えたうえで、具体的な困りごとも伝えます。

何に困っているのかが具体的に分かれば、相談を受ける担当者も必要な支援を考えやすいです。

「通院に付き添ってほしい」「週に一度は安否を確認してほしい」など、実際に困っている生活場面から伝えると話を進めやすくなります。

公的な制度、地域の活動、民間の生活支援のどれが合うかは、困りごとを伝えてから確認します。

困っていることを具体的に伝える

相談する時に「一人暮らしが心配です」とだけ伝えると、何に困っているのかが分かりにくくなります。

「月に2回の通院を一人で続けるのが大変」「重い買い物ができなくなった」「何日も誰とも話さない日がある」など、具体的に伝える方が相談内容も伝わりやすいです。

今できていることも一緒に伝えると、必要な支援を相談しやすくなります。

例えば、「料理と掃除はできるけれど買い物だけ頼みたい」と伝えれば、必要な部分から相談しやすいです。

公的支援と民間支援を最初から決めつけない

生活の困りごとが出た時は、公的支援か民間支援かを最初から決めず、困りごとに合う支援を確認しましょう。

自治体や地域の福祉活動で対応できない部分には、民間の支援も利用できます。

支援によって利用できる人、対応できる内容、費用、利用時間が違うため、各支援の窓口や事業者に、自分の困りごとに合っているかを確認しましょう。

「どこが一番いいか」から探すより、「何を頼みたいか」を決めてから確認する方が自分に合う支援を探しやすくなります。

支援制度全体を知りたい時はこちらも確認

自宅で一人暮らしを続けるための日常的な支援には、買い物や通院、見守りなどがあります。

身寄りがない方の場合は、生活支援に加えて、入院、施設入所、身元保証など別の場面でも支援が必要です。

今後利用できる制度や支援全体も確認しておきたい時は、身寄りのない高齢者の支援制度|困りごとの相談先と制度でできないこともあわせて確認してみてください。

身寄りがない高齢者が一人暮らしを続ける時は困っている部分から支援を考える

70代の高齢者がテーブルでチェックリストを見ながら『通院』『買い物』など自分の困りごとにマークを付けている画像
【一人暮らしを続けるためには『今困っている部分』から支援を考えることが大事であることを、本人がチェックリストを使って優先順位を決めます。】

身寄りがなくても、今できていることと支援で補えることを確認しながら、一人暮らしを続ける方法があります。

買い物はできるけれど通院は一人だと不安、普段の生活はできるけれど定期的に電話で確認してほしいなど、必要な支援は一人ひとり違うものです。

今は困っていなくても、急な体調変化があった時の連絡先だけ決めておきたい人もいます。

まずは今できていることを確認し、そのうえで一人では負担になっていることから支援を考えると、自分に必要な内容が分かりやすいです。

自分で続けたい生活を大事にしながら、必要な部分だけ誰かに頼れます。

身寄りのない高齢者の一人暮らし支援でよくある質問

50代の相談員がオフィスのデスクで色付きインデックスカードを並べ、身寄りのない高齢者からよくある質問に答えるための準備をしている画像
【支援窓口ではよくある質問に備えて、通院や見守り、手続きなど項目ごとの確認内容を整理しておくことが大切です。】

身寄りがなくても一人暮らしは続けられますか?

身寄りがないことだけで、一人暮らしができるかどうかは決まりません。

食事、買い物、通院、家事など、今どこまで自分でできているのかを確認します。

そのうえで、一人では負担になっている部分を生活支援や見守りで補えるかを考えておきましょう。

元気なうちから生活支援を考えてもいいですか?

生活支援は、介護が必要になる前から考えられます。

重い物の買い物や通院の付き添いなど、今少し負担になっていることから頼んで大丈夫です。

元気なうちに頼めることを確認しておくと、生活が変わった時にも相談しやすくなります。

見守りは毎日必要ですか?

見守りの回数は、健康状態や生活状況によって人それぞれです。

毎日電話がある方が安心できる人もいれば、週に数回程度の確認が合う人もいます。

回数に加えて、連絡が取れなかった時にどう対応するかも決めておくことが大事です。

相談する時は何を伝えればいいですか?

「身寄りがない」「一人暮らしが不安」と伝えたうえで、生活の中で何に困っているのかを具体的に伝えます。

「通院の付き添いがほしい」「買い物だけ手伝ってほしい」「定期的に電話で安否を確認してほしい」など、実際の困りごとまで伝えると必要な支援を考えやすいです。

身寄りのない高齢者が一人暮らしの支援を考える時に使える一人暮らし生活支援シートをプレゼント

70代の高齢者と50代の家族がテーブルで『生活支援確認シート』の用紙を一緒に見てチェックを入れている画像
【一人暮らしの生活支援確認シートを使って『自分でできること』『頼みたいこと』『急な時の連絡先』を本人と家族で整理し、相談に備えます。】

一人暮らしの支援を考える時に、「自分は何に困っているのか」をすぐに言葉にできない方もいます。

そこで、自分でできていることや人に頼みたいことを書き込める「一人暮らしの生活支援確認シート」を用意しました。

買い物、通院、家事、安否確認などを一つずつ確認しながら、今の生活で必要な支援を考えるために使えます。

本人だけでなく、離れて暮らす家族や支援に関わる人と一緒に確認する時にも使えるシートです。

シートでは、次の項目を書き込めるようにしています。

「自分でできていること」「少し負担になっていること」「誰かに頼みたいこと」

「定期的に確認してほしいこと」「急な時に困ること」「今決めている連絡先」

ご希望の場合は

一人暮らし生活支援シート

とLINEでメッセージを送ってください。

折り返し、一人暮らし生活支援シートについての案内をLINEでお送りします。

このシートで確認できるのは、今頼みたいことと、今後決めておきたい連絡先です。

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